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COLUMN コラム

公益財団の医療法人におけるM&A詐欺の手口とは

詐欺の手口


公益財団医療法人も詐欺に遭う危険性があります。
信頼していた取引先や仲介先、交渉先でも罠にはめようとしている恐れがあるのです。
公益財団の医療法人を設立の際には注意しなければなりません。
詐欺にも様々な種類がありますが、M&A詐欺というものがあります。
M&A詐欺の手口を知り、トラブルに巻き込まれないように対策をしてください。
M&A詐欺というのは、買収を望んでいる買い手の人の存在を売り手に知らせて、その売り手から仲介費用を搾取する行為です。
買い手、売り手どちらも同意していて、取引が問題なく行われるケースがあるかもしれませんが、売り手にそれほど価値がないことを逆手に取った方法だと知らずに、トラブルに巻き込まれることがあるのです。
また、仲介者が勝手に決算書などの資料を売り手に開示しないという詐欺もあります。
これは、契約の直前になって情報を提示することで、後戻りができない状況を作っているのです。
無理に契約を結んで成功報酬を要求してくるでしょう。


狙われやすい法人の特徴


M&A詐欺に引っかかりやすいのは、第三者への協力依頼をしていたり、監査や契約書の作成を怠っている法人です。
これは公益財団医療法人に関係なく、一般的な企業にも同じことが言えます。
第三者への協力をお願いするケースがありますが、素性を確かめないまま任せっきりにするのは危険です。
特に、医療法人は医療サービスに詳しくても経営に関しては知識がなく、第三者にサポートをお願いすることがあります。
信頼できる専門家であれば問題ありませんが、よく調べずに任せることはしてはいけません。
中には、仲介業者と業者を紹介したコンサル会社が手を組んでいる場合があります。
また、契約を急かして判断力を失わせた上で、罠にはめようとしてくる悪徳業者もいます。
院長先生が経営している公益財団医療法人も、このようなトラブルに巻き込まれる可能性があるということを知っておきましょう。
自分は大丈夫、一般企業ではないから詐欺に遭うことはないと他人事に思わず、しっかりと対策をしなければなりません。
仲介業者や専門家は慎重に選び、契約書もしっかりと文言をチェックしてください。