株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人におけるマニュアル化のメリットとは

なぜ仕組みづくりが必要なのか


公益財団における医療法人を設立する際はマニュアル化しましょう。
多くの医療法人の経営者は院長です。
実際に患者さんを診療していると、経営業務がおざなりになることも少なくありません。
また、医療に関する知識、技術があっても公益財団の経営には知識がないこともあるはずです。
経営と診療を両立できてもプライベートの時間を確保できないほど様々な業務に追われるとなれば、肉体的にも精神的にも公益財団として運営を続けていくのは大変です。
しかし、マニュアル化をしている医療法人は、同じ規模の法人でも効率よく運営ができています。
マニュアル化というのは誰がやっても同じ結果が得られる仕組みづくりのことであるため、院長先生一人で全ての業務をこなさなくても済むのです。
また、スタッフの業務もマニュアル化すると、特定の人にしかこなせない業務がなくなり、万が一、欠員が出た時も他の人がサポートに回ることができるため、仕事に支障をきたすこともありません。
このようなメリットがあるため、上手に仕組みづくりをしてみてはいかがでしょうか。


必要な業務、不要な業務を区別しよう


マニュアルを作りたいけど、作る時間がかかるといったデメリットがあるため、なかなか実施できていないところもあるのではないでしょうか。
効率よく仕組みづくりを行うためには、マニュアル化が必要な業務と不要な業務をしっかり区別するのがポイントです。 なんでもルールを作ればいいというわけではありません。
よく同じような課題、トラブルが発生するものを把握した上でマニュアル化しましょう。
例えば、医療器具の洗浄、減菌作業など必ずスタッフが行わなければならない業務は、新しく加わったスタッフに方法を教えて覚えて貰わなければなりません。
通常は先輩スタッフが教えることですが、教えている時間がロスになるため、スタッフが説明しながら作業をしている姿を動画で残して見てもらうなど工夫をすると時間を削減することが可能です。
文章化したものも用意し動画で動作を確認してもらいながら習得してもらい、後は先輩スタッフが習熟度をチェックするなどの仕組みを作ってみてはいかがでしょうか。