株式会社リアルコンテンツジャパン|医療法人設立などの医療・介護分野の専門家

COLUMN コラム

公益財団の医療法人に起きたトラブル事例とは

気が付いた時にはもう手遅れだったケース


公益財団などの医療法人を設立し、適切に運営をしていたとしても問題が発生することがあります。
トラブル事例を知り、対策を考えておくことが大切です。
トラブル事例の一つは、公益財団などの医療法人が乗っ取られるという問題です。
経営状況が悪化し、立て直すために接近してくる人がいます。
最初は役員になり、社員、事務長などに就任して、最終的には法人そのものを乗っ取ってしまうのです。
役員として入り込んだ時に気がつくことができれば、回避することができますが、なかなか簡単には気がつけないでしょう。
税理士などの専門家が必要だと言って、仲間を入れ始めた時は要注意です。
気が付いた時には多数派を形成し、理事長が追い出されたというケースも少なくありません。
公益財団は株式会社とは異なり、出資の有無は関係ありません。
基本的には総会の議決で就任するため、多数派の意見によって簡単に組織が動かされます。
また、銀行融資が受けられない時に代わって融資を行い、返済ができない場合に法人へ切り替えて出資者として就任するケースも多いです。
意見を鵜呑みにせず、よく検討してください。


債務だけが残っていた

財産を食い物にされたというトラブル事例もあります。
個人事業者よりも信用度が高いですが、それを利用して個人的な利益を得て姿を消す悪質なケースがあります。
多額の債務だけを残されて経営不振に陥り、解散しなければならなくなるでしょう。
先生は医療に専念し、事務処理は任せてください、という人は要注意です。
中には安心して任せられる人もいますが、事務長に就任して理事長印を預かり、勝手に借金を作り、私用の物を購入されるかもしれません。
バックマージンを目当てに不要なものを購入し、マージンを手に入れたら退職する人もいます。
全て事務処理を任せていると、このような問題が発生する可能性があるため、選任する際は慎重に検討してください。
問題を回避するために、自分で信用できる人を見つけましょう。
公益財団の設立や運営の専門業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。
実績のある業者や企業は安心して任せられます。